M1EXM-2

表示設定形2チャネルコンパクト変換器 M1E－2 シリーズ

ポテンショメータ変換器

（2チャネル形、PCスペック形）
主な機能と特長
●現場でのポテンショメータのゼロ・スパン点の捕捉
●2チャネル形
●前面ボタンにより設定可能
●表示器は視認性に優れる有機EL
●各チャネルで設定可能なリニアライズ機能付（点数：111点）
アプリケーション例
●レベルや位置の変化をポテンショメータで測定するときの統一信号変換用
●検出部のリンク機構によるノンリニアをリニアライザで補正

形式：M1EXM－2－①②

価格

基本価格 78,000円
・ベースは別売りです。
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード：M1EXM－2－①②
①、②は下記よりご選択下さい。
（例：M1EXM－2－M2／Q）
・オプション仕様（例：／C01／SET）

入出力点数

2：2チャネル

入力信号

全抵抗値100Ω～10kΩ

出力信号（下記内容が選択・設定可能）

◆直流出力
・電流出力：0～20mA DC
・電圧出力：-5～+5V DC
・電圧出力：-10～+10V DC

①供給電源

◆交流電源
M2：100～240V AC（許容範囲 85～264V AC、47～66Hz）
◆直流電源
R：24V DC（許容範囲 ±10％、リップル含有率 10％p-p以下）
P：110V DC（許容範囲 85～150V DC、リップル含有率 10％p-p以下）

②付加コード

◆オプション仕様
無記入：なし
／Q：あり（オプション仕様より別途ご指定下さい。）

オプション仕様（複数項指定可能）

◆コーティング（詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。）
／C01：シリコーン系コーティング　＋1,000円
／C02：ポリウレタン系コーティング　＋1,000円
／C03：ラバーコーティング　＋1,000円
◆出荷時設定
／SET：仕様伺書（図面番号：NSU-5983）通りに設定　+0円

機器仕様

構造：薄形プラグイン構造
接続方式
・ベースとコネクタでかん合
・ベース部
M2.6ねじ端子接続（締付トルク 0.5N・m）
適用圧着端子サイズ（M3ねじ）
端子ねじ材質：鉄にニッケルメッキ
ハウジング材質：難燃性黒色樹脂
アイソレーション：チャネル1入力－チャネル2入力－
チャネル1出力－チャネル2出力－電源間
出力範囲：約-5～+105%（ただし電流出力0mA未満は不可）
出力ゼロ微調整範囲：-5～+5%（前面ボタンで調整可）
出力スパン微調整範囲：95～105%（前面ボタンで調整可）
設定：前面ボタンによるプログラム方式またはPC設定
設定可能項目：パラメータ一覧をご参照下さい。
コンフィギュレータ接続用ジャック：φ2.5小形ステレオジャック
RS-232-Cレベル
■適用圧着端子サイズ (M3ねじ）

表示器仕様

機能：計測値とその単位を設定および表示可能
ディスプレイサイズ：約15.6×20.8mm
画素数（水平×垂直）：68×95
文字色：黄
表示器の寿命の目安：約50000時間（室温25℃で、輝度調整を2に設定して連続使用した場合、輝度が半減する時期の目安）
ディスプレイタイプ：有機EL
表示桁数：負側 5桁、正側 6桁（-99999～999999）
小数点位置：任意に設定可能

入力仕様

最小スパン：全抵抗値の5%
基準電圧：約0.5V DC

出力仕様

出力レンジは下記の通りです。
出力レンジ・設定値の変更については、取扱説明書操作用（NM－5983－B）をご参照下さい。
■電流出力
出力レンジ：0～20mA DC
出力可能範囲：0～21mA DC
最小スパン：1mA
許容負荷抵抗：変換器の出力端子間電圧が15V以下になる抵抗値
（例：4～20mAの場合、15V÷20mA＝750Ω）
（0mA未満の出力は不可能なため、出力範囲を-5%まで広げることができない場合があります）
■電圧出力
出力レンジ：-5～+5V DC、-10～+10V DC
出力可能範囲：-5.5～+5.5V DC、-11～+11V DC
最小スパン：250mV、1V
許容負荷抵抗：200kΩ以上

設置仕様

消費電力
・交流電源：
100V ACのとき 7VA以下
200V ACのとき 10VA以下
264V ACのとき 12VA以下
・直流電源：4W以下
使用温度範囲：-5～+55℃
保存温度範囲：-5～+55℃
使用湿度範囲：10～85%RH（結露しないこと）
取付：壁またはDINレール取付
質量：約120g（ベースを除く）

性能

基準精度：入力精度＋出力精度（折れ線ゲインが1以下のとき）
折れ線ゲインが1を超えるときの基準精度は、入力精度＋（出力精度×折れ線ゲイン）となります。
「基準精度の計算例」参照。
入出力精度は入出力設定値スパンに反比例します。
・入力精度（全抵抗に対する%で表示）：±1Ωまたは±0.03%のいずれか大きい方
・表示精度
入力表示：入力精度±1digit
出力表示：入力精度＋出力精度±1digit
・出力精度（出力レンジに対する%で表示）
0～20mA：±0.06%
-5～+5V：±0.03%
-10～+10V：±0.03%
温度係数（入出力レンジに対する%）：±0.015%／℃
応答時間（フィルタ時定数：0秒の場合）：0.5s以下（0→90％）
電源電圧変動の影響：±0.1％／許容電圧範囲
絶縁抵抗：100MΩ以上／500V DC
耐電圧：Ch1入力－Ch2入力－Ch1出力－Ch2出力－電源－大地間
1500V AC 1分間

基準精度の計算例

［例］全抵抗1000Ω、入力設定値100～600Ω、
　　出力レンジ0～20mA、出力設定値4～20mA、
　　折れ線ゲイン1.5
・入力精度＝全抵抗（1000Ω）÷入力設定値スパン（500Ω）
×入力精度（0.03%）＝0.06％
1Ωよりも小さいので、1Ω（0.1%）を選択します。
・出力精度＝出力レンジスパン（20mA）÷出力設定値スパン
（16mA）× 出力精度（0.06%）×折れ線ゲイン（1.5）
＝0.1125％
基準精度＝0.1＋0.1125＝±0.2125%