M1EXV-1

表示設定形多出力コンパクト変換器 M1E－1 シリーズ

直流入力変換器

（多出力形、PCスペック形）
主な機能と特長
●各種センサからの直流入力信号を増幅し、統一信号に変換
●4出力形
●各入出力間絶縁
●前面ボタンにより設定可能
●表示器は視認性に優れる有機EL
●設定可能なリニアライズ機能付（点数：111点）
アプリケーション例
●パネルとフィールド機器間の絶縁をしながら、直流信号を統一信号に変換
●入出力レンジを設定変更できるので予備品用に最適

形式：M1EXV－1－4－R①

価格

基本価格 110,000円
・ベースは別売りです。
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード：M1EXV－1－4－R①
①は下記よりご選択下さい。
（例：M1EXV－1－4－R／Q）
・オプション仕様（例：／C01／SET）

入力信号（下記内容が選択・設定可能）

◆直流入力
・電流入力：0～20mA DC
・電圧入力：-5～+5V DC
・電圧入力：-10～+10V DC

入力点数

1：1チャネル

出力信号（下記内容が選択・設定可能）

◆直流出力
・電流出力：0～20mA DC
・電圧出力：-5～+5V DC
・電圧出力：-10～+10V DC

出力点数

4：4チャネル

供給電源

◆直流電源
R：24V DC（許容範囲 ±10％、リップル含有率 10％p-p以下）

①付加コード

◆オプション仕様
無記入：なし
／Q：あり（オプション仕様より別途ご指定下さい。）

オプション仕様（複数項指定可能）

◆コーティング（詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。）
／C01：シリコーン系コーティング　＋1,000円
／C02：ポリウレタン系コーティング　＋1,000円
／C03：ラバーコーティング　＋1,000円
◆出荷時設定
／SET：仕様伺書（図面番号：NSU-6033）通りに設定　+0円

機器仕様

構造：薄形プラグイン構造
接続方式
・ベースとコネクタでかん合
・ベース部
M2.6ねじ端子接続（締付トルク 0.5N・m）
適用圧着端子サイズ（M3ねじ）
端子ねじ材質：鉄にニッケルメッキ
ハウジング材質：難燃性黒色樹脂
アイソレーション：入力－第1出力－第2出力－第3出力－
　第4出力－電源間
出力範囲：約-5～+105%（ただし電流出力0mA未満は不可）
ゼロ微調整範囲：-5～+5%（前面ボタンで調整可）
スパン微調整範囲：95～105%（前面ボタンで調整可）
設定：前面ボタンによるプログラム方式またはPC設定
設定可能項目：パラメータ一覧をご参照下さい。
コンフィギュレータ接続用ジャック：φ2.5小形ステレオジャック
RS-232-Cレベル
■適用圧着端子サイズ (M3ねじ）

表示器仕様

機能：計測値とその単位を設定および表示可能
ディスプレイサイズ：約15.6×20.8mm
画素数（水平×垂直）：68×95
文字色：黄
表示器の寿命の目安：約40000時間（室温25℃で、輝度調整を2に設定して連続使用した場合、輝度が半減する時期の目安）
ディスプレイタイプ：有機EL
表示桁数：負側 5桁、正側 6桁（-99999～999999）
小数点位置：任意に設定可能

入力仕様

入力レンジは下記の通りです。
入力レンジ・設定値の変更については、取扱説明書操作用（NM－6033－B）をご参照下さい。
■電流入力
入力抵抗：入力抵抗器（50Ω）を内蔵します。
入力レンジ：0～20mA DC
最小スパン：1mA DC
入力設定値の-5～+105%まで測定可能です。
■電圧入力
入力抵抗：1MΩ以上
入力レンジ：-5～+5V DC、-10～+10V DC
最小スパン：250mV、1V
入力設定値の-5～+105%まで測定可能です。

出力仕様

出力レンジは下記の通りです。
出力レンジ・設定値の変更については、取扱説明書操作用（NM－6033－B）をご参照下さい。
■電流出力
出力レンジ：0～20mA DC
出力可能範囲：0～21mA DC
最小スパン：1mA
許容負荷抵抗：変換器の出力端子間電圧が15V以下になる抵抗値
（例：4～20mAの場合、15V÷20mA＝750Ω）
（0mA未満の出力は不可能なため、出力範囲を-5%まで広げることができない場合があります）
■電圧出力
出力レンジ：-5～+5V DC、-10～+10V DC
出力可能範囲：-5.5～+5.5V DC、-11～+11V DC
最小スパン：250mV、1V
許容負荷抵抗：10kΩ以上

設置仕様

消費電力
・直流電源：5W以下
使用温度範囲：-5～+55℃
保存温度範囲：-5～+55℃
使用湿度範囲：10～85%RH（結露しないこと）
取付：壁またはDINレール取付
質量：約150g（ベースを除く）

性能

基準精度：入力精度＋出力精度（折れ線ゲインが1以下の場合）
折れ線ゲインが1を超える場合の基準精度は、
　入力精度＋（出力精度×折れ線ゲイン）
になります。
「基準精度の計算例」参照。
入出力精度は入出力設定値スパンに反比例します。
・入力精度（入力レンジに対する%で表示）：±0.03%
・表示精度
入力表示：入力精度±1digit
出力表示：入力精度＋出力精度±1digit
・出力精度（出力レンジに対する%で表示）：±0.03%
温度係数（入出力レンジに対する%）：±0.015%／℃
応答時間（フィルタ時定数：0秒の場合）：0.5s以下（0→90％）
電源電圧変動の影響：±0.1％／許容電圧範囲
絶縁抵抗：100MΩ以上／500V DC
耐電圧：入力－第1出力－第2出力－第3出力－第4出力－電源－大地間
1500V AC　1分間

基準精度の計算例

［例］入力信号1～5V DC、出力信号4～20mA DC、リニアライズ設定で最大折れ線ゲイン1.5の場合
入力レンジ-5～+5V、入力設定値1～5V、
出力レンジ0～20mA、出力設定値4～20mA、折れ線ゲイン1.5
・入力精度＝入力レンジスパン（10V）÷入力設定値スパン（4V）
×入力精度（0.03%）＝0.075％
・出力精度＝出力レンジスパン（20mA）÷出力設定値スパン
（16mA）×出力精度（0.03%）×折れ線ゲイン（1.5）
　＝0.0375×1.5＝0.05625％
基準精度＝0.075＋0.05625＝±0.13125%