NS-7918 Rev.9
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

M6NXF2

ねじ端子接続形超薄形変換器 M6N シリーズ

デジタル式2入力演算器

(PCスペック形)
主な機能と特長
●2入力の演算器(温度補正演算、圧力補正演算、加減算、乗算、除算)または選択変換器(ハイセレクタ、ローセレクタ)として使用可能
●7.5mm幅の超薄形変換器
●全高が低いため奥行120mmの端子ボックスに取付可能
●PCプログラマブル
●密着取付可能
●電源表示ランプ、状態表示ランプ搭載

形式:M6NXF2-①②③-R④

価格

基本価格 36,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:M6NXF2-①②③-R④
 ①~④は下記よりご選択下さい。
(例:M6NXF2-S2Z1Z1-R/Q)
・入力レンジ(例: 第1入力 1~5V DC、第2入力 4~20mA DC)
・出力レンジ(例:4~20mA DC)
・オプション仕様(例:/C01/SET)

①第1入力信号

◆電流入力
Z1: 入力範囲 0~50mA DC(入力抵抗 24.9Ω)
◆電圧入力
S1:入力範囲 -1000~+1000mV DC(入力抵抗 1MΩ以上)
S2:入力範囲 -10~+10V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
(入力の種類、入力レンジはコンフィギュレータにより設定可能です。)

②第2入力信号

コードの内容は第1入力信号と同じ
(入力の種類、入力レンジはコンフィギュレータにより変更可能です)

③出力信号

◆電流出力
Z1:出力範囲 0~20mA DC
◆電圧出力
V2:出力範囲 -10~+10V DC
V3:出力範囲 -5~+5V DC
(出力の種類、出力レンジはコンフィギュレータにより変更可能です)

供給電源

◆直流電源
R:24V DC(許容範囲 ±10%、リップル含有率 10%p-p以下)

④付加コード

◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様(複数項指定可能)

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
◆出荷時設定
/SET:仕様伺書(図面番号:NSU-7848)通りに設定 +0円

演算機能

演算機能はコンフィギュレータにより設定可能です。
■数値演算
・温度補正演算(開平なし)
・温度補正演算(開平付)
・圧力補正演算(開平なし)
・圧力補正演算(開平付)
・加減算
・乗算
・除算
■信号選択
・ハイセレクタ
・ローセレクタ

関連機器

・コンフィギュレータソフトウェア(形式:M6CFG)
コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。
本器をパソコンに接続するには専用ケーブルが必要です。
対応するケーブルの形式につきましては、ホームページダウンロードサイトまたはコンフィギュレータソフトウェア取扱説明書をご参照下さい。

機器仕様

接続方式
・入出力信号:M3ねじ端子接続(締付トルク 0.5N・m)
・供給電源:ベース(形式:M6NBS)より供給
  またはM3ねじ端子接続(締付トルク 0.5N・m)
推奨圧着端子:幅5.8mm以下
(スリーブ付圧着端子は使用不可)
・適用電線サイズ:0.2~2.5mm2
ハウジング材質:難燃性黒色樹脂
アイソレーション:第1入力・第2入力-出力-電源間
入力相互間非絶縁(第1入力と第2入力のマイナス側は同電位にすること)
出力範囲:-2~+102%
ゼロ調整範囲:-2~+2%(PCによる設定)
スパン調整範囲:98~102%(PCによる設定)
電源表示ランプ:緑色LED、電源供給時点灯
状態表示ランプ:橙色LED、変換器の動作状態をLEDの点滅パターンで表示
コンフィギュレーション:PCによる設定
設定可能項目
・入力の種類
・入力レンジ
・出力の種類
・出力レンジ
・ゼロスパン調整
・演算機能の選択
・パラメータの設定
・その他
詳しくはコンフィギュレータソフトウェアの取扱説明書をご参照下さい。
コンフィギュレータ接続用ジャック:φ2.5小形ステレオジャック
RS-232-Cレベル
■推奨圧着端子 (単位:mm)

入力仕様

■電流入力
入力抵抗:入力抵抗器を内蔵します。
入力範囲:0~50mA DC
最小スパン:2mA
入力バイアス:入力範囲の任意点
指定のない場合、出荷時設定値は4~20mA DCとなります。
■電圧入力
入力範囲
・S1:-1000~+1000mV DC
・S2:-10~+10V DC
最小スパン
・S1:100mV
・S2:1V
入力バイアス:入力範囲の任意点
指定のない場合、出荷時設定値は次の通りです。
・S1:0~100mV DC
・S2:1~5V DC

出力仕様

■電流出力
設定可能範囲
・出力範囲:0~20mA DC
・精度保証範囲:0~20.4mA DC
(0mA未満の出力は不可能なため、出力レンジによっては出力範囲を-2%まで広げることができない場合があります)
・最小スパン:1mA
・出力バイアス:出力範囲の任意点
・許容負荷抵抗:変換器の出力端子間電圧が11V以下になる抵抗値
(例:4~20mAの場合、11V÷20mA=550Ω)
指定のない場合、出荷時設定値は4~20mA DCです。
■電圧出力
設定可能範囲
・出力範囲
V2:-10~+10V DC
V3:-5~+5V DC
・精度保証範囲
V2:-10.4~+10.4V DC
V3:-5.2~+5.2V DC
・最小スパン
V2:1V
V3:500mV
・出力バイアス:出力範囲の任意点
・許容負荷抵抗:負荷電流が1mA以下になる抵抗値
(例:1~5Vの場合、5V÷1mA=5000Ω)
指定のない場合、出荷時設定値は次の通りです。
V2:0~10V DC
V3:1~5V DC

設置仕様

消費電力
・直流電源:約0.5W
使用温度範囲:-20~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
取付:ベース(形式:M6NBS)またはDINレール取付
質量:約65g

性能(スパンに対する%で表示)

基準精度:入力精度+出力精度
入出力精度は入出力スパンに反比例します。
「基準精度の計算例」参照。
■演算器として使用する場合
(第1入力精度または第2入力精度のいずれか大きい方)+出力精度(下記条件)
・温度補正演算、圧力補正演算の場合
K1=K21A2=0%、X2=100%
・加減算、乗算、除算の場合
K0=0.5、K1K21A0A1A2=0%
■選択変換器として使用する場合
選択された入力精度+出力精度
 
入力精度(入力範囲に対する%で表示):
  -1000~+1000mV:±0.05%
  -10~+10V:±0.05%
  0~50mA:±0.1%
出力精度(出力範囲に対する%で表示):
 ±0.04%
温度係数(最大スパンに対する%):±0.01%/℃
応答時間:0.5s以下(0→90%)
電源電圧変動の影響:±0.1%/許容電圧範囲
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:入力-出力-電源-大地間 2000V AC  1分間

基準精度の計算例

[例] 以下のような設定の場合、基準精度は±0.36%となります。
演算機能:温度補正演算(開平なし)
     K1=K2=1、A2=0%、X2=100%
第1入力:入力範囲-10~+10V、入力レンジ1~5V
第2入力:入力範囲0~50mA、入力レンジ4~20mA
出力:出力範囲0~ 20mA、出力レンジ4~20mA
・第1入力精度
 第1入力電圧範囲(20V)÷第1入力スパン(4V)
  ×入力精度(0.05%)=0.25%
・第2入力精度
 第2入力電流範囲(50mA)÷第2入力スパン(16mA)
  ×入力精度(0.1%)=0.31%
・出力精度
 出力電流範囲(20mA)÷出力スパン(16mA)
  ×出力精度(0.04%)=0.05%

第2入力精度(0.31%)が第1入力精度(0.25%)より大きいので、基準精度は0.31%+ 0.05%=0.36%となります。

適合規格

適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
 EMI EN 61000-6-4
 EMS EN 61000-6-2
RoHS指令

パネル図

入出力の種類の切替には、PCによるコンフィギュレーションに加えてディップスイッチの設定が必要です。
ディップスイッチの設定については、取扱説明書をご参照下さい。

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

ブロック図・端子接続図

動作説明