NS-8463 Rev.14
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

R3-GM1

リモートI/O変換器 R3 シリーズ

通信入出力カード

(Modbus用)
主な機能と特長
● Modbus 上のデータを異なるプロトコルの通信カードで扱うことが可能となる通信入出力カード(ゲートウェイカード)
●通信カードからはアナログ入出力混在カードとして認識
●R3-NM1と同じModbusスレーブ機器
アプリケーション例
●ModbusとCC-Linkのゲートウェイ

形式:R3-GM1S①

価格

基本価格 50,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:R3-GM1S①
①は下記よりご選択ください。
(例:R3-GM1S/CE/Q)
・オプション仕様(例:/C01)

通信

S:シングル

①付加コード(複数項指定可能)

◆規格適合
無記入:CE適合なし
/CE:CE適合品
◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円

注意事項

・通信カード(形式:R3-NC2、R3-NEIP1、R3-NF□、
R3-NL□)と組合わせて使用することはできません。
・通信カードのファームウェアバージョンにより使用できない場合がありますのでご注意下さい。なお、組合せ可能な通信カードのファームウェアバージョンは次の通りです。
 ファームウェアバージョンV1.00以降(形式:R3-NM3、
 R3-NML3)
 ファームウェアバージョンV2.00以降(形式:R3-NC1、
 R3-NC3、R3-ND□、R3-NE1、R3-NFL1、R3-NM1、
 R3-NM4、R3-NP1)
 ファームウェアバージョンV3.00以降(形式:R3-NMW1、
 R3-NW1)
 上記以外はファームウェアバージョンの制限なし

付属品

・終端抵抗器110Ω(0.25W)

機器仕様

接続方式
・Modbus:コネクタ形ユーロ端子台
 (適用電線サイズ:0.2~2.5mm2、剥離長 7mm)
・内部通信バス:ベース(形式:R3-BS□)に接続
・内部電源:ベース(形式:R3-BS□)より供給
・RUN接点出力:M3ねじ2ピース端子台接続(締付トルク
  0.5 N・m)
推奨圧着端子:R1.25-3(日本圧着端子製造、ニチフ)
(スリーブ付圧着端子使用不可)
(適用圧着端子サイズの図を参照)
・適用電線サイズ:0.75~1.25mm2
端子ねじ材質:鉄にニッケルメッキ
アイソレーション:Modbus-内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
RUN表示ランプ:赤/緑 2色LED
Modbus通信正常時かつR3通信カード側フィールドバス正常時 緑色点灯
データ受信時 赤色点灯
ディップスイッチにより設定
ERR表示ランプ:赤/緑 2色LED
交信異常時 緑色点灯/点滅
(ケーブル断時は消灯、異常設定時は点滅)
データ送信時 赤色点灯
ディップスイッチにより設定
占有カード数設定:ディップスイッチにより設定
■RUN接点出力
RUN接点:RUN表示ランプが緑色点灯時ON
(Modbus通信正常時かつR3通信カード側フィールドバス正常時ON)
定格負荷:250V AC 0.5A(cosφ=1)
30V DC 0.5A(抵抗負荷)
(EU指令適合品として使用する場合は50V AC未満となります)
最大開閉電圧:250V AC  30V DC
最大開閉電力:250VA(AC) 150W(DC)
最小適用負荷:1V DC  1mA
機械的寿命:2000万回(300回/分)
誘導負荷を駆動する場合は接点保護とノイズ消去を行って下さい。
■適用圧着端子サイズ (M3ねじ)

Modbus仕様

通信規格:TIA/EIA-485-A準拠
伝送距離:500m以下
伝送ケーブル:シールド付より対線(CPEV-S 0.9φ)
通信設定:前面のディップスイッチにより設定
・データ:RTU(Binary)、ASCII
・パリティ:なし、偶数、奇数
・伝送速度:4800、9600、19.2k、38.4k(bps)
ノードアドレス設定:01~F7 ロータリスイッチにより設定

設置仕様

使用温度範囲:-10~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:ベース(形式:R3-BS□)に取付
質量:約200g

性能

占有エリア:16×n(1~8の設定した占有カード数)
消費電流:100mA
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:Modbus-内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
1500V AC 1分間
供給電源-FG間(電源カードにて絶縁)
2000V AC 1分間

適合規格

適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
 EMI EN 61000-6-4
 EMS EN 61000-6-2
RoHS指令

パネル図

通信ケーブルの配線

Modbusファンクションコード

Modbus I/O割付

伝送データ

本体側面のディップスイッチで、占有カード数設定を行います。
占有カード1枚につき、アナログ入力16ワード、アナログ出力16ワードの入出力カードとなり、最大8枚(入力128ワード、出力128ワード)の伝送が可能です。ModbusからR3-GM1を見た場合、最大8枚の入出力カードが実装されたことになります(最大8スロットを占有します)。
占有カードの入出力の設定における“入力”とは、下記の信号の流れを示します。
  [Modbus通信]⇒[R3-GM1カード]⇒[R3ベース]⇒[R3通信カード]
入力に対し、Modbus通信において出力(Holding Register)のコマンドが有効となります。出力には入力(Input Register)のコマンドが有効となります。
注)占有カードが設定されている空きスロットに、実入出力カードを実装しないで下さい。
  実入出力カードを実装した場合、内部通信バスでエラーが発生し、正常動作できません。
  また、実入出力カード数と占有カード数の合計が、16枚以下になるように設定して下さい。
  16スロットを超える分のデータを、通信カードで読出すことはできません。

入出力データ

■カード情報、データ異常情報
■アナログ入出力データ

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

ブロック図・端子接続図

システム構成例

本器をゲートウェイとして、ModbusのデータをCC-Linkのデータに変換した場合、下図のようになります。