NS-8002-B Rev.4
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R7F4HML3-D-DAC32B

リモートI/O R7F4Hシリーズ

少点数入出力ユニット

(MECHATROLINK-Ⅲ用、プラス/マイナスコモン(NPN/
PNP対応)接点16点入力、プラスコモン(PNP対応)
トランジスタ16点出力、MIL コネクタ)
主な機能と特長
●MECHATROLINK-Ⅲ用プラス/マイナスコモン(NPN/
PNP対応)接点16点入力、プラスコモン(PNP対応)
トランジスタ16点出力の少点数入出力ユニット

形式:R7F4HML3-D-DAC32B-R①

価格

基本価格 48,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:R7F4HML3-D-DAC32B-R①
①は下記よりご選択下さい。
(例:R7F4HML3-D-DAC32B-R/NR/Q)
・オプション仕様(例:/C01)

端子台

D:電源用:コネクタ形スプリング式端子台
    通信用:MECHATROLINK-Ⅲ専用コネクタ
    入出力用:MILコネクタ

種類

DAC32B:プラス/マイナスコモン(NPN/PNP対応)接点入力16点、
プラスコモン(PNP対応)トランジスタ出力16点

供給電源

◆直流電源
R:24V DC(許容範囲±10%、リップル含有率10%p-p以下)

①付加コード(複数項指定可能)

◆出力データリードバック機能
無記入:あり
/NR:なし
◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円

機器仕様

接続方式
・MECHATROLINK-III:MECHATROLINK-III専用コネクタ
・入出力信号:MILコネクタ
・供給電源:コネクタ形スプリング式端子台
ハウジング材質:難燃性灰色樹脂
アイソレーション:入力-出力-MECHATROLINK・FE-供給電源間
通信断時出力設定:出力保持(*)、出力クリア
前面のディップスイッチにより設定
(*)は工場出荷時の設定
状態表示ランプ:PWR、ERR、CON、LNK1、LNK2で状態表示
(詳細は取扱説明書を参照下さい)
接点入出力状態表示ランプ:ON時緑色点灯
取込周期設定:10ms以下(*)、1ms以下、5ms以下、20ms以下、50ms以下、70ms以下、100ms以下、200ms以下
前面のディップスイッチにより設定
(*)は工場出荷時の設定

MECHATROLINK-III仕様

伝送速度:100Mbps
伝送距離:最大6300m
局間距離:最大100m
伝送ケーブル:MECHATROLINK専用ケーブル
(安川コントロール株式会社製 形式:JEPMC-W6013-□-E)
コネクタ:タイコエレクトロニクス製インダストリアルミニI/Oコネクタ
最大接続スレーブ数:最大62局
(マスタユニットにより、最大接続スレーブ数が変わる場合があります。マスタユニットの取扱説明書にてご確認下さい)
対応伝送周期:125μs、250μs、500μs、1~64ms(1ms刻み)
対応通信周期:125μs~64ms
対応プロファイル:標準I/Oプロファイル(サイクリック通信モード時)、イベントドリブン通信ID情報取得用プロファイル(イベントドリブン通信モード時)
伝送バイト数:16バイト
局アドレス設定:03H~EFH(ロータリスイッチにより設定)
サイクリック通信モード:サイクリック通信対応
イベントドリブン通信モード:イベントドリブン通信対応
他スレーブ監視機能:非対応

入力仕様

コモン:プラス/マイナスコモン(NPN/PNP対応)16点/コモン
最大同時入力点数:制限なし(24V DC時)
定格入力電圧:24V DC±10%、リップル含有率5%p-p以下
ON電圧/ON電流:15V DC以上(入力端子とCOM間)/
  3.5mA以上
OFF電圧/OFF電流:5V DC以下(入力端子とCOM間)/
  1mA以下
入力電流:5.5mA以下/点(24V DC時)
入力抵抗:約4.4kΩ
ON遅延時間:0.2ms以下
OFF遅延時間:0.5ms以下

出力仕様

コモン:プラスコモン(PNP対応)16点/コモン
最大同時出力点数:制限なし(24V DC時)
定格負荷電圧:24V DC±10%、リップル含有率5%p-p以下
定格出力電流:0.1A/点  1.6A/コモン
残留電圧:1.2V以下
洩れ電流:0.1mA以下
ON遅延時間:0.2ms以下
OFF遅延時間:0.5ms以下
過電流保護機能:過電流を検出すると電流値を制限します。
過熱保護機能:過熱を検出すると出力をOFFします。
(誘導負荷(ソレノイドなど)を接続する場合は、負荷と並列にダイオードを接続して下さい)

設置仕様

消費電流
・直流電源:約100mA
使用温度範囲:-10~+55℃
保存温度範囲:-20~+65℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:壁またはDINレール取付(35mmレール)
質量:約175g

性能

絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:入力・出力-MECHATROLINK・FE-供給電源間
1500V AC 1分間
入力-出力間 500V AC 1分間

適合規格

適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
 EMI EN 61000-6-4
 EMS EN 61000-6-2
RoHS指令

用語解説

■出力データリードバック機能
MECHATROLINK-Ⅲ通信データ上に、本器への出力データを折り返し上位に送り返すことができます。
付加コードの出力リードバック機能で「なし」を指定することで、出力データリードバック機能を無効にすることができます。(出力データリードバック機能の有無により、DATA_RWA(20H)コマンドデータフォーマットのデータ配置が異なります。詳細は取扱説明書を参照下さい)。

パネル図

端子配列

■入出力の配線
■供給電源の配線

MECHATROLINK対応コマンド

応答時間

接点入力ユニットの応答時間は、ユニットに入力信号が与えられてから、ユニットの通信ASICが入力データを送信するまでの時間です。

接点出力ユニットの応答時間は、ユニットの通信ASICが出力データを受信してから、ユニットが信号を出力するまでの時間です。
TCOM:上位機器(マスタ)で設定しているMECHATROLINK-Ⅲ伝送周期
MECHATROLINK-Ⅲの伝送周期は、システム構成、設定によって変わります。

TINP:入力ユニット応答時間≦入力回路の遅延時間(Ta、ON遅延時間、またはOFF遅延時間)+取込周期(TS)+入力内部処理遅延時間
(Tc、伝送周期2回分)

TOUT:出力ユニット応答時間≦出力内部処理遅延時間(Td、ユニットの対応できる伝送周期の最小値1回分)+出力回路の遅延時間
(Tf、ON遅延時間、またはOFF遅延時間)

例1、取込周期:1ms、MECHATROLINK-Ⅲ伝送周期:0.125ms、接点「ON」入力の場合
 入力ユニット応答時間(TINP):入力回路の遅延時間(0.2ms)+取込周期(1ms)+入力内部処理遅延時間(0.125ms×2)=1.45 [ms]

例2、MECHATROLINK-Ⅲ伝送周期:0.5ms、接点「OFF」出力の場合
 出力ユニット応答時間(TOUT):出力内部処理遅延時間(0.125ms)+出力回路の遅延時間(0.5ms)=0.625 [ms]

ビット配置

外形寸法図(単位:mm)

取付寸法図(単位:mm)

ブロック図・端子接続図

EMC(電磁両立性)性能維持のため、FE端子を接地して下さい。
注)FE端子は保護接地端子(Protective Conductor Terminal)ではありません。