NS-7777-F Rev.4
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

R7G4HH-A-YVF4

リモートI/O R7G4H シリーズ

少点数入出力ユニット

(HLS用、高速直流電圧出力、絶縁4点、ねじ端子台)
主な機能と特長
●HLS用高速直流電圧4点出力の少点数入出力ユニット
●コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)を用いることにより、出力1点ごとの設定、ゼロスパン調整、スケーリング設定の変更などが可能
「HLS」は、株式会社ステップテクニカのHi-speed Link System を表します。

形式:R7G4HH-A-YVF4-R①

価格

基本価格 80,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:R7G4HH-A-YVF4-R①
①は下記よりご選択下さい。
(例:R7G4HH-A-YVF4-R/H/E/Q)
・オプション仕様(例:/C01/SET)

端子台

A:電源用:ねじ端子台
通信用:RJ-45モジュラジャック
入出力用:ねじ端子台

種類

YVF4:高速直流電圧出力4点

供給電源

◆直流電源
R:24V DC(許容範囲±10%、リップル含有率10%p-p以下)

①付加コード(複数項指定可能)

◆通信方式
無記入:全二重通信
/H:半二重通信
◆通信コネクタピン配置
無記入:3、4-5、6ペア配線(弊社HLS関連機器標準ピン配置)
/E:4、5-3、6ペア配線(Ethernetケーブルピン配置)
◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様(複数項指定可能)

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円
◆出荷時設定
/SET:仕様伺書(図面番号:NSU-7777-YVF4)通りに設定 +0円

関連機器

・コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)
コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。
本器をパソコンに接続するには専用ケーブルが必要です。
対応するケーブルの形式につきましては、ホームページダウンロードサイトまたはコンフィギュレータソフトウェア取扱説明書をご参照下さい。

機器仕様

接続方式
・HLS:RJ-45モジュラジャック
・供給電源・出力信号:M3ねじ2ピース端子台接続
 (締付トルク 0.5N・m)
端子ねじ材質:鉄にニッケルメッキ
圧着端子:「推奨圧着端子」の図を参照下さい。
・推奨メーカ:日本圧着端子製造、ニチフ
・適用電線サイズ:0.25~1.65mm2(AWG22~16)
ハウジング材質:難燃性灰色樹脂
アイソレーション:出力0-出力1-出力2-出力3-HLS・FE-供給電源間
出力バイアス調整:R7CFGにより設定
出力ゲイン調整:R7CFGにより設定
出力レンジ設定:上面のディップスイッチまたはR7CFGにより設定
通信断時出力設定:上面のディップスイッチまたはR7CFGにより設定
出力クリア値設定:R7CFGにより設定
状態表示ランプ:PWR、ERRで状態表示
(詳細は取扱説明書を参照下さい)
■推奨圧着端子

HLS仕様

通信方式:全二重通信または半二重通信
通信ケーブル
・シールドケーブル
全二重通信:ZHY262PS、ZHT262PS(伸光精線工業製)
半二重通信:ZHY221PS(伸光精線工業製)
・二重シールドケーブル
ZHY262PBA(伸光精線工業製)
通信距離/伝送速度:100m/12Mbps、200m/6Mbps
(ディップスイッチにて設定、出荷時設定12Mbps)
注)通信距離は、HLSマスタユニットとHLSスレーブ(本器)を指定の二重シールドケーブルにて1:1で接続した場合の参考値です。機器構成(マスタ、スレーブ、スレーブ接続台数、通信ケーブルなど)や設置環境により変わる場合があります。
終端抵抗:内蔵(ディップスイッチにて切替、出荷時設定値:無効)
状態表示ランプ:RUN
(詳細は取扱説明書を参照下さい)
局番設定:ロータリスイッチで設定
(詳細は取扱説明書を参照下さい)

出力仕様

■低レンジ出力
出力レンジ:-1~+1V DC、0~1V DC、-0.5~+0.5V DC
許容負荷抵抗:100kΩ以上
■高レンジ出力
出力レンジ:-10~+10V DC、-5~+5V DC、0~10V DC、
0~5V DC、1~5V DC
許容負荷抵抗:100kΩ以上
■出力範囲
-10~+10V DC以外:出力レンジの-15~+115%
-10~+10V DC:約-11.5~+11.5V DC

設置仕様

消費電流
・直流電源:約70mA
使用温度範囲:-10~+55℃
保存温度範囲:-20~+65℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:壁またはDINレール取付(35mmレール)
質量:約210g

性能

変換精度:±0.1%
変換速度:200μs/4CH
変換データ:出力レンジに対し0~10000
温度係数:±0.015%/℃
出力回路の遅延時間:250μs以下(0~90%)
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:出力0-出力1-出力2-出力3-HLS・FE-供給電源間
1500V AC 1分間

適合規格

適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
 EMI EN 61000-6-4
 EMS EN 61000-6-2
RoHS指令

コンフィギュレータソフトウェア設定

コンフィギュレータソフトウェアを用いることにより、以下の設定が可能です。
コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)の使用方法については、R7CFGの取扱説明書をご覧下さい。

パネル図

配線

端子配列

■出力の配線

データ変換

応答時間

アナログ出力ユニットの応答時間は、0→100%のステップ状の出力信号を本器(スレーブ)の通信用ASICが受信してから、アナログ出力信号が90%まで到達するまでの時間です。
 
TCOM:HLSスキャンタイム
HLSのスキャンタイムで、通信方式、スレーブ局運用数(FS)、伝送速度(TBPS)、HUB段数(LF)によって変わります。
 ・全二重通信
LF=0  :HLSスキャンタイム=182×FS×TBPS (秒)
LF=1~7 :HLSスキャンタイム=(184+(144×LF))×FS×TBPS (秒)
・半二重通信
LF=0  :HLSスキャンタイム=354×FS×TBPS (秒)
LF=1~7 :HLSスキャンタイム=(328+(144×LF))×FS×TBPS (秒)

TOUT:出力ユニット応答時間 ≦ 出力内部処理遅延時間(Td)(HLSスキャンタイム)+変換速度(Te)+出力回路の遅延時間(Tf)

例)通信方式:全二重通信、スレーブ局運用数(FS):63、伝送速度(TBPS):12Mbps、HUB段数(LF):0の場合
HLSスキャンタイム(TCOM):182×63×1/12M=0.9555[ms]
出力ユニット応答時間(TINP):出力内部処理遅延時間(0.9555ms)+変換速度 [0.2ms]+出力回路の遅延時間(0.25ms)=1.4[ms]

ビット配置

アナログ出力ユニットは、コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)にてスケーリングが可能です。詳細はコンフィギュレータソフトウェアの取扱説明書をご参照下さい。

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

取付寸法図(単位:mm)

ブロック図・端子接続図

EMC(電磁両立性)性能維持のため、FE端子を接地して下さい。
注)FE端子は保護接地端子(Protective Conductor Terminal)ではありません。