NS-7833 Rev.18

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M6DXR

ユーロ端子接続形超薄形変換器 M6D シリーズ

測温抵抗体変換器

（PCスペック形）
主な機能と特長
●測温抵抗体を入力とする 5.9mm幅の超薄形変換器
●全高が低いため奥行120mmの端子ボックスに取付可能
●PCプログラマブル
●リニアライズ、バーンアウト機能付
●密着取付可能
●電源表示ランプ、状態表示ランプ搭載

形式：M6DXR－①②－R③

価格

基本価格 33,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード：M6DXR－①②－R③
①～③は下記よりご選択下さい。
（例：M6DXR－4Z1－R／UL／Q）
・入力レンジ（例：0～100℃）
・出力レンジ（例：4～20mA DC）
・オプション仕様（例：／C01／SET）

①入力信号（測温抵抗体）

1：JPt 100（JIS'89）（測定範囲 -200～+500℃、最小スパン20℃）
3：Pt 100（JIS'89）（測定範囲 -200～+650℃、最小スパン 20℃）
4：Pt 100（JIS'97、IEC）（測定範囲 -200～+850℃、最小スパン 20℃）
5：Pt 50Ω（JIS'81）（測定範囲 -200～+649℃、最小スパン 20℃）
7：Pt 1000（測定範囲 -200～+850℃、最小スパン 20℃）
9：Cu 10（25℃）（測定範囲 -50～+250℃、最小スパン 20℃）
0：テーブル指定（上記以外の場合は、抵抗値テーブルをご指定ください。）
（入力の種類、入力レンジはコンフィギュレータにより変更可能。
ただし、入力信号コード 7：Pt1000、0：テーブル指定を選択し
た場合、他の入力の種類には変更できません。
また、入力信号コード1、3、4、5、9 から「7」または「0」への変
更もできません。ご注意下さい）

②出力信号

◆電流出力
Z1：出力範囲 0～20mA DC
◆電圧出力
V2：出力範囲 -10～+10V DC
V3：出力範囲 -5～+5V DC
（出力の種類、出力レンジはコンフィギュレータにより変更可能です。ただし、出力の種類の変更には、出力設定用ディップスイッチの変更が必要です。）

供給電源

◆直流電源
R：24V DC（許容範囲 ±10％、リップル含有率 10％p-p以下）

③付加コード（複数項指定可能）

◆規格適合
無記入：CE適合品
／UL：UL、CE適合品
◆オプション仕様
無記入：なし
／Q：あり（オプション仕様より別途ご指定下さい。）

オプション仕様（複数項指定可能）

◆コーティング（詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。）
／C01：シリコーン系コーティング　＋1,000円
／C02：ポリウレタン系コーティング　＋1,000円
◆出荷時設定
／SET：仕様伺書（図面番号：NSU-7833）通りに設定　+0円
（／SETは付加コード（規格適合）の「／UL」は選択できません。）

機器仕様

接続方式
・入出力信号：ユーロ端子接続（締付トルク 0.3N･m）
・供給電源：ベース（形式：M6DBS）より供給
またはユーロ端子接続（締付トルク 0.3N･m）
適用電線サイズ：0.2～2.5mm²、剥離長8mm
ハウジング材質：難燃性黒色樹脂
アイソレーション：入力－出力－電源間
出力範囲：-2～+102%
ゼロ調整範囲：-2～+2%（PCによる設定）
スパン調整範囲：98～102%（PCによる設定）
バーンアウト：上方振切れ（標準）、下方またはバーンアウトなしが設定可能
リニアライザ：標準装備
電源表示ランプ：緑色LED、電源供給時点灯
状態表示ランプ：橙色LED、変換器の動作状態をLEDの点滅パターンで表示
コンフィギュレーション：PCによる設定
設定可能項目
　・入力の種類
　・入力レンジ
　・出力の種類
　・出力レンジ
　・ゼロスパン調整
　・ユーザRTDテーブル設定
　・バーンアウト設定（上方、下方またはなし）
　・ワイヤリング
　・温度単位
　・応答特性（バージョン1.30以上のみ）
　・フィルタ時定数
　・その他
詳しくはコンフィギュレータソフトウェアの取扱説明書をご参照下さい。
コンフィギュレータ接続用ジャック：φ2.5小形ステレオジャック
RS-232-Cレベル

入力仕様

導線方式：2線、3線および4線式（出荷時設定：3線式）
許容導線抵抗：1線あたり10Ω以下
入力検出電流：1.5mA以下（7:Pt1000の場合、または0:テーブル指定で抵抗値テーブルの最大値が500Ωを超える場合、
0.15mA以下）
入力可能抵抗値：
　0～500Ω（入力信号コード：1、3、4、5、9）
　0～5kΩ（入力信号コード：7）
入力レンジの指定がない場合、出荷時設定値は0～100℃となります。

出力仕様

■電流出力
設定可能範囲
・出力範囲：0～20mA DC
・精度保証範囲：0～20.4mA DC
（0mA未満の出力は不可能なため、出力レンジによっては出力範囲を-2%まで広げることができない場合があります）
・最小スパン：1mA
・出力バイアス：出力範囲の任意点
・許容負荷抵抗：変換器の出力端子間電圧が11V以下になる抵抗値
（例：4～20mAの場合、11V÷20mA＝550Ω）
指定のない場合、出荷時設定値は4～20mA DCです。
■電圧出力
設定可能範囲
・出力範囲
V2：-10～+10V DC
V3：-5～+5V DC
・精度保証範囲
V2：-10.4～+10.4V DC
V3：-5.2～+5.2V DC
・最小スパン
V2：1V
V3：500mV
・出力バイアス：出力範囲の任意点
・許容負荷抵抗：負荷電流が1mA以下になる抵抗値
（例：1～5Vの場合、5V÷1mA＝5000Ω）
指定のない場合、出荷時設定値は次の通りです。
V2：0～10V DC
V3：1～5V DC

設置仕様

消費電力
・直流電源：約0.5W
使用温度範囲：-20～+55℃
使用湿度範囲：30～90%RH（結露しないこと）
取付：ベース（形式：M6DBS）またはDINレール取付
質量：約65g

性能（スパンに対する%で表示）

基準精度：入力精度＋出力精度
入出力精度は入出力スパンに反比例します。
「基準精度の計算例」参照。
■入力精度
　Pt、JPt：100%入力値の±0.1%または±0.15℃の
大きい方
　Cu10：±1℃
■出力精度（出力範囲に対する%で表示）：±0.04%
温度係数（最大スパンに対する％）：±0.01％／℃
応答時間：1s以下（0→90%）
バーンアウト時間：10s以下
電源電圧変動の影響：±0.1％／許容電圧範囲
絶縁抵抗：100MΩ以上／500V DC
耐電圧：入力－出力－電源－大地間　2000V AC 1分間

基準精度の計算例

[例] 入力レンジPt 100　0～100℃、出力範囲-5～+5V、出力レンジ1～5V
入力精度^＊1（0.15℃）^＊2÷入力スパン（100℃）×100（%）
＋出力電圧範囲（10V）÷出力スパン（4V）× 出力精度（0.04%）
＝±0.25%
＊1、入力精度の単位は℃にして代入して下さい。
＊2、100℃の0.1%は0.1℃となり、0.15℃より小さいので入力精度は0.15℃となります。

適合規格

適合EU指令：
電磁両立性指令（EMC指令）
　EMI EN 61000-6-4
　EMS EN 61000-6-2
RoHS指令
認定安全規格：
UL／C-UL nonincendive Class I，Division 2，
Groups A，B，C and D
（ANSI/ISA-12.12.01、CAN/CSA-C22.2 No.213）
UL／C-UL 一般安全規格
（UL 61010-1、CAN/CSA-C22.2 No.61010-1）

パネル図

出力の種類の切替には、PCによるコンフィギュレーションに加えてディップスイッチの設定が必要です。
ディップスイッチの設定については、取扱説明書をご参照下さい。