NS-8753 Rev.4
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

D3-GE2

テレメータ D3 シリーズ

通信入出力選択カード

(Modbus/TCP(Ethernet)用)
主な機能と特長
●Modbus/TCP上のデータをテレメータカードで扱うことが可能となる通信入出力選択カード(ゲートウェイカード)
●テレメータカードからはアナログ入力カードまたはアナログ出力カードとして認識
●D3-NE1と同じModbus/TCPスレーブ機器

形式:D3-GE2S①

価格

基本価格 143,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:D3-GE2S①
①は下記よりご選択ください。
(例:D3-GE2S/Q)
・オプション仕様(例:/C01)

通信

S:シングル

①付加コード

◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円

注意事項

・本器は1対n専用通信カードおよび1対n専用モデムインタ
フェースカードと組み合わせて使用することはできません。
・次のモデムインタフェースカードと組合わせて使用できますが、占有カード数に制限があります。
 D3-LR1:占有カード数+他のI/Oカード枚数の合計が13
 まで
 D3-LR8、D3-LR10、D3-LR12:送受信できるデータ数に
 制限があります。占有カード数設定の詳細は、各モデムインタ
 フェースカードの仕様書・取扱説明書を参照下さい。
・次の通信カードと組合わせてご使用になる場合、占有カード数に制限があります。
 D3-NC1、D3-ND1:占有カード数設定は「1」のみ
 D3-NC2、D3-ND2:占有カード数設定は「2」まで
 D3-ND3:占有カード数設定は「4」まで
・次のテレメータカードと組合わせて使用可能です。
 D3-LT1、D3-LT2、D3-LT2A、D3-LT5、D3-LP1

関連機器

・ コンフィギュレータ接続ケーブル
(形式:MCN-CONまたはCOP-US)
・コンフィギュレータソフトウェア(形式:D3CON)
コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。

機器仕様

接続方式
・Ethernet:RJ-45モジュラジャック
・内部通信バス:ベース(形式:D3-BS□)に接続
・内部電源:ベース(形式:D3-BS□)より供給
・RUN接点出力:M3ねじ2ピース端子台接続
(締付トルク0.5N・m)
推奨圧着端子:R1.25-3(日本圧着端子製造、ニチフ)
(スリーブ付圧着端子使用不可)
(適用圧着端子サイズの図を参照)
・適用電線サイズ:0.75~1.25mm2
端子ねじ材質:鉄にニッケルメッキ
アイソレーション:Ethernet-内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
RUN表示ランプ:赤/緑2色LED
Modbus/TCP通信正常時かつD3テレメータカード側フィールドバス正常時 緑色点灯
データ受信時 赤色点灯
ディップスイッチにより設定
ERR表示ランプ:赤/緑2色LED
交信異常時 緑色点灯/点滅
(ケーブル断時は消灯、異常設定時は点滅)
データ送信時 赤色点灯
ディップスイッチにより設定
占有カード数設定:ディップスイッチにより設定
入力/出力選択設定:ディップスイッチにより設定
■RUN接点出力
RUN接点:RUN表示ランプが緑色点灯時ON
(Modbus/TCP 通信正常時かつD3テレメータカード側フィールドバス正常時ON)
定格負荷:250V AC 0.5A(cosφ=1)
30V DC 0.5A(抵抗負荷)
最大開閉電圧:250V AC  30V DC
最大開閉電力:250VA(AC) 150W(DC)
最小適用負荷:1V DC  1mA
機械的寿命:2000万回(300回/分)
誘導負荷を駆動する場合は接点保護とノイズ消去を行って下さい。
■適用圧着端子サイズ (M3ねじ)

Ethernet仕様

通信規格:IEEE 802.3u
伝送種類:10BASE-T/100BASE-TX
伝送速度:10/100Mbps(Auto Negotiation機能付)
制御手順:Modbus/TCP
データ:RTU(Binary)
コネクション数:2個
伝送ケーブル:10BASE-T(STPケーブル カテゴリ5)
100BASE-TX(STPケーブル カテゴリ5e)
セグメント最大長:100m
Ethernet表示ランプ:LINK、DPLX、LINK10、LINK100、COL
IPアドレス:コンフィギュレータソフトウェア(形式:D3CON)にて設定、変更可能(初期値:192.168.0.1)
Port番号:502

設置仕様

使用温度範囲:-10~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:ベース(形式:D3-BS□)に取付
質量:約200g

性能

占有エリア:16×n(1~8の設定した占有カード数)
消費電流:100mA
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:Ethernet-内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
1500V AC 1分間
供給電源-FG間(電源カードにて絶縁)
2000V AC 1分間

パネル図

Modbusファンクションコード

Modbus I/O割付

伝送データ

本体側面のディップスイッチで、占有カード数設定を行います。
占有カード1枚につき、アナログ入力16ワードまたはアナログ出力16ワードのカードとなり、最大8枚(入力+出力=128ワード)の伝送が可能です。Modbus/TCPから本器を見た場合、最大8枚のカードが実装されたことになります(最大8スロットを占有します)。
占有カードの入出力の設定における“入力”とは、下記の信号の流れを示します。
  [Modbus通信]⇒[D3-GE2カード]⇒[D3ベース]⇒[D3テレメータカード]
仮想入力カードに対し、Modbus/TCP通信において出力(Holding Register)のコマンドが有効となります。仮想出力カードには入力
(Input Register)のコマンドが有効となります。
注)占有カードが設定されている空きスロットに、実入出力カードを実装しないで下さい。
  実入出力カードを実装した場合、内部通信バスでエラーが発生し、正常動作できません。
  また、実入出力カード数と占有カード数の合計が、16枚以下(D3-LR1と組合わせる場合は13枚以下)になるように設定して下さい。
  16スロットを超える分のデータを、テレメータカードで読出すことはできません。

入出力データ

■カード情報
■アナログ入力データ、アナログ出力データ

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

ブロック図・端子接続図

システム構成例

解説