NS-5097 Rev.17
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M2REB
コンパクト変換器 みにまるシリーズ
比率変換器
(出力バイアス形)
主な機能と特長
●レシオ、バイアス演算を行う比率設定器
●表示器を見ながらレシオとバイアスを設定
●レシオの設定範囲は正勾配特性0.1~4.00、
負勾配特性-0.1~-4.00、バイアスは±100%
●密着取付可能
アプリケーション例
●流量比率制御ループのレシオ設定用
●空燃比設定用
●コントローラの制御出力値(MV)のゲイン演算
●測定信号の大幅なスパン調整
形式:M2REB-①-②③-④⑤
価格
基本価格 58,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。
ご注文時指定事項
・形式コード:M2REB-①-②③-④⑤
①~⑤は下記よりご選択下さい。
(例:M2REB-S-6A-M2/CE/Q)
・オプション仕様(例:/C01/S01)
①特性
S
:正勾配特性 0.1~4.00
R
:負勾配特性 -0.1~-4.00
②入力信号
◆電流入力
A
:4~20mA DC(入力抵抗 250Ω)
A1
:4~20mA DC(入力抵抗 50Ω)
B
:2~10mA DC(入力抵抗 500Ω)
C
:1~5mA DC(入力抵抗 1000Ω)
D
:0~20mA DC(入力抵抗 50Ω)
E
:0~16mA DC(入力抵抗 62.5Ω)
F
:0~10mA DC(入力抵抗 100Ω)
G
:0~1mA DC(入力抵抗 1000Ω)
H
:10~50mA DC(入力抵抗 100Ω)
K
:0~100μA DC(入力抵抗 1000Ω)
GW
:-1~+1mA DC(入力抵抗 1000Ω)
FW
:-10~+10mA DC(入力抵抗 100Ω)
Z
:指定電流レンジ(入力仕様参照)
◆電圧入力
2
:0~100mV DC(入力抵抗 100kΩ以上)
3
:0~1V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
4
:0~10V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
5
:0~5V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
6
:1~5V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
4W
:-10~+10V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
5W
:-5~+5V DC(入力抵抗 1MΩ以上)
0
:指定電圧レンジ(入力仕様参照)
③出力信号
◆電流出力
A
:4~20mA DC(負荷抵抗 750Ω以下)
B
:2~10mA DC(負荷抵抗 1500Ω以下)
C
:1~5mA DC(負荷抵抗 3000Ω以下)
D
:0~20mA DC(負荷抵抗 750Ω以下)
E
:0~16mA DC(負荷抵抗 900Ω以下)
F
:0~10mA DC(負荷抵抗 1500Ω以下)
G
:0~1mA DC(負荷抵抗 15kΩ以下)
Z
:指定電流レンジ(出力仕様参照)
◆電圧出力
1
:0~10mV DC(負荷抵抗 10kΩ以上)
2
:0~100mV DC(負荷抵抗 100kΩ以上)
3
:0~1V DC(負荷抵抗 1000Ω以上)
4
:0~10V DC(負荷抵抗 10kΩ以上)
5
:0~5V DC(負荷抵抗 5000Ω以上)
6
:1~5V DC(負荷抵抗 5000Ω以上)
4W
:-10~+10V DC(負荷抵抗 10kΩ以上)
5W
:-5~+5V DC(負荷抵抗 5000Ω以上)
0
:指定電圧レンジ(出力仕様参照)
④供給電源
◆交流電源
M2
:100~240V AC(許容範囲 85~264V AC、47~66Hz)
(UL認定品は90~264V AC)
◆直流電源
R
:24V DC(許容範囲 ±10%、リップル含有率 10%p-p以下)
R2
:11~27V DC
(許容範囲 11~27V DC、リップル含有率 10%p-p以下)
(付加コード(規格適合)は「/N」のみ選択可能です。)
P
:110V DC
(許容範囲 85~150V DC、リップル含有率 10%p-p以下)
(UL認定品は 110V DC±10%)
⑤付加コード(複数項指定可能)
◆規格適合(下記より必ずご指定下さい。)
/N
:CE、UL適合なし
/CE
:CE適合品
/UL
:UL、CE適合品
◆オプション仕様
無記入
:なし
/Q
:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)
オプション仕様(複数項指定可能)
◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01
:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02
:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03
:ラバーコーティング +1,000円
(/C03は付加コード(規格適合)の「/UL」は選択できません。)
/C04
:ポリオレフィン系コーティング +500円
(/C04は付加コード(規格適合)の「/UL」は選択できません。)
◆端子ねじ材質
/S01
:ステンレス +500円
(/S01は付加コード(規格適合)の「/UL」は選択できません。)
機器仕様
構造:薄形プラグイン構造
接続方式:M3ねじ端子接続(締付トルク 0.8N・m)
端子ねじ材質:鉄にクロメート処理(標準)または、ステンレス
ハウジング材質:難燃性黒色樹脂
アイソレーション:入力-出力-電源間
出力範囲:約-10~+120%(1~5V DC時)
比率(レシオ)
・正勾配特性:0.10~4.00(0.01ステップ、前面から設定可)
・負勾配特性:-0.10~-4.00(0.01ステップ、前面から設定可)
バイアス:-100~+100%(1%ステップ、前面から設定可)
レシオバイアス切換スイッチ:トグルスイッチ(双投形)
設定値UP/DOWNスイッチ:トグルスイッチ(双投モーメンタリ形)
演算式:
X
o
=
KX
i
+
B
(正勾配特性)
X
o
=
KX
i
+
B
+
F
(負勾配特性)
ただし
X
o
=出力信号(%)
K
=レシオ
直線特性
0.1~4.00 倍(正勾配特性)
-0.1~-4.00 倍(負勾配特性)
X
i
=入力信号(%)
X
i
:約-10~+120%
B
=バイアス(-100~+100 %)
F
=100%
■表示
レシオバイアス値表示器:赤色LED 6.4mm 3桁
設定値極性表示ランプ:赤/緑 2色LED、設定値が正のとき赤色点灯、負のとき緑色点灯
消灯モード:最後にスイッチを操作してから1分後消灯
入力仕様
■電流入力
入力端子取付用の抵抗器(0.5W)が付属します。
指定電流レンジ時は、入力抵抗値をご指定下さい。
■電圧入力
入力抵抗
スパン 0.1~1V: 入力抵抗 100kΩ以上
スパン 1V以上: 入力抵抗 1MΩ以上
●製作可能範囲
・入力電圧範囲: -30~+30V DC
・スパン: 100mV~60V
・入力バイアス: 入力スパンの1.5倍以下
出力仕様
■電流出力(製作可能範囲)
出力電流範囲:0~20mA DC
スパン:1~20mA
出力バイアス:出力スパンの1.5倍以下
許容負荷抵抗:変換器の出力端子間電圧が15V以下になる
抵抗値
■電圧出力(製作可能範囲)
出力電圧範囲:–10~+12V DC
スパン:5mV~22V
出力バイアス:出力スパンの1.5倍以下
許容負荷抵抗:負荷電流が1mA以下になる抵抗値
(ただし出力が0.5V以上のとき)
設置仕様
消費電力
・交流電源:
100V ACのとき 約3VA
200V ACのとき 約4VA
264V ACのとき 約5VA
・直流電源:約3W
使用温度範囲:-5~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
取付:壁またはDINレール取付
質量:約150g
性能(スパンに対する%で表示)
基準精度:±0.2%
[レシオ=1、バイアス=0%のとき(正勾配特性)]
[レシオ=-1、バイアス=0%のとき(負勾配特性)]
温度係数:±0.015%/℃
応答時間:0.5s以下(0→90%)
電源電圧変動の影響:±0.1%/許容電圧範囲
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:入力-出力-電源-大地間 2000V AC 1分間
適合規格
適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
EMI EN 61000-6-4
EMS EN 61000-6-2
低電圧指令
EN 61010-1
設置カテゴリⅡ、汚染度2
入力・出力-電源間 強化絶縁(300V)
入力-出力間 基本絶縁(300V)
RoHS指令
認定安全規格:
UL/C-UL nonincendive Class I, Division 2,
Groups A, B, C and D
(UL 121201、CAN/CSA-C22.2 No.213-17)
UL/C-UL 一般安全規格
(UL 61010-1、CAN/CSA-C22.2 No.61010-1-12)
前面パネル図
[解説]
●レシオの設定
レシオバイアス切換スイッチ(C)を上側にします。
レシオバイアス値表示器(B)にレシオの値(0.10~4.00)が表示されるので、設定値UP/DOWNスイッチ(D)で設定して下さい。
設定値極性表示ランプ(A)は、正勾配特性のときは赤色に点灯し、負勾配特性のときは緑色に点灯します。
●バイアスの設定
レシオバイアス切換スイッチ(C)を下側にします。
レシオバイアス値表示器(B)にバイアスの値(0 ~100%)が表示されるので、設定値UP/DOWNスイッチ(D)で設定して下さい。
設定値極性表示ランプ(A)は、設定値が正の値のときは赤色に点灯し、負の値のときは緑色に点灯します。
●微調整について
微調整をするときは、次の要領で行って下さい。
①演算式
X
O
=
K
X
i
+
B
(正勾配特性)
または
X
O
=
K
X
i
+
B
+
F
(負勾配特性)において入力信号値(
X
i
)をゼロ点側とし、ゼロ調整(E)で出力(
X
O
)を演算結果に合わせます。
②入力信号値(
X
i
)をスパン点側とし、スパン調整(F)で出力
(
X
O
)を演算結果に合わせます。
③再び入力信号値(
X
i
)をゼロ点側とし、ゼロ点側の出力(
X
O
)を確認して下さい。
④ゼロ点側の出力(
X
O
)が変化している場合は①~③の操作を繰返して調整して下さい。
なお、工場出荷時には、
正勾配特性の場合、レシオ(
K
)=1、バイアス(
B
)=0%
負勾配特性の場合、レシオ(
K
)=-1、バイアス(
B
)=0%
に設定して、微調整してあります。
外形寸法図(単位:mm)
端子番号図(単位:mm)
ブロック図・端子接続図